卵の殻を破りたい大学生

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【桐島、部活やめるってよ 】いや桐島って誰

どうもガババです。

今更ながら【桐島、部活やめるってよ】を読みました。

 

 

簡単なあらすじ

 

バレー部の頼れるキャプテンである桐島が、突然部活を辞めた。

それをきっかけとして、田舎の県立高校に通う5人の生活に、小さな波紋が広がっていく。

 

野球部、バレー部、ブラスバンド部、女子ソフトボール部、映画部。

至る所で繋がる物語が今、はじまるッ‼️

 

 

 

 

さっそく僕が思ったこといきます。

 

①桐島ほとんど出てこねえ

 

はい、てっきり桐島が何かしらの理由で辞めてそこから説得とかされて戻ってくると思いましたよ。

 

しかし、桐島、やめてからの描写が無い。

ていうか、間接的に出てくるだけだった。

今後、部活に戻ってくるかどうかもわからなかったです。

 

桐島のやめた後は読者の想像力次第ということか。

 

 

 

②悩みがリアルでシリアス

 

人間関係や進路で悩むのはよくあることで、

17歳のリアルがよく描写されています。

 
皆、それぞれ悩みをもっていてそれにどう立ち向かうかが面白かったです❗️

 

 

ただ1人すごい悩みをもっている女の子Mがいました。

 

その女の子Mの親がバツイチ同士で再婚。

その後、実の父親と連れ子で血の繋がらない姉Kが交通事故で死亡。

 

血の繋がらない母が精神的ショックを受けてしまう。

そして、その母が自分のことを亡くなった姉Kだと思い込んでずーーっと接してくるように。

 

結局その子は亡くなった優秀な姉Kを母の前で演じ続けないといけなくなる。

 

というまじかってなる悩みがありましたね。

 

 

 

③共感できる所が多い

 

人間関係は硝子細工に似ている。見た目はとてもきれいで、美しい。太陽の光を反射して、色々な方向に輝きを飛ばす。

だけれど指でつっついてしまえばすぐに壊れるし、光が当たればそこら中に歪んだ影が生まれる。 by 沢島亜矢

60.61ページ 17.1.2行目から引用 

 

中々、上手い表現だなと思いました。

上辺だけの付き合いってこんな感じなんですよね。

 

本当に思っていることを押し殺してまで、その関係を維持しようとする。 

 

僕も自分の言いたいことを言えないときがあるので、まさにそうです。

 

 

他にも

思ったことをそのまま言うことと、ぐっと我慢すること、どっちが大人なんだろう。

こうやって、狭い世界の中で生きているとわからなくなる。

かすみみたいに、さりげなく誘導できちゃうのが、今んとこ一番大人なのかな。

by 宮部実果 147p 6〜8行目

 

これもさっきのと似ていますが、

高校生いや人間の悩みの一つに的を射ています。

 

TPOに応じて思ったことを言ったり、我慢する

 

のが良いとは思いますが、中々簡単に出来る人は少ないですよね。

僕も対人関係はさほど得意じゃないです。

 

 

まだまだ他にも17歳のリアル悩みがあります!

 

 

まとめ

 

桐島がほとんど出てこなくて、初めは肩透かしをくらった気分でした。笑

 

でもそれぞれの登場人物の悩みのリアルさ、それに立ち向かう姿が眩しくて、高校生っていいなあと思いました‼️

 

 

読んで欲しい方 

【悩みを抱えてる人、高校時代の後悔がある人】

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

 

では、また。